日頃大変な掃除を自動的に行ってくれるロボット掃除機は、家事の強い味方です。
特に最近はごみを吸い込むだけでなく、水拭きも同時に行い、床を清潔に保ってくれる製品がラインナップされています。
そんな水拭き兼用ロボット掃除機について、導入するメリット・デメリット、おすすめメーカーを解説していきます。
ロボット掃除機を導入するメリット
ここからはロボット掃除機を導入するメリットとして、
・時産に繋がる
・いつも家の中を清潔に保てる
・掃除が苦手でも機械におまかせ
・ちょっとした掃除が手軽に出来る
の4点について説明します。
メリット① 時産に繋がる
ロボット掃除機は時間を「産み出す」時産家電と言われる存在であるため、掃除から解放され浮いた時間を自由に使えることがロボット掃除機導入の魅力です。
ルンバで有名なアイロボットジャパンの村田佳代さんによると、ロボット掃除機導入により週平均約7時間の時間が生み出されるとのこと。
そして生み出された時間を活用して、スキンケアや読書など自分の時間を楽しむことができます。
ロボット掃除機の導入は、生活を豊かにする新しい生活スタイルを提供してくれます。
メリット② いつも家の中を清潔に保てる
ロボット掃除機の導入は、日々の生活をより清潔で快適なものに変えてくれます。
忙しさからつい後回しにされがちな掃除も、時間設定などでロボット掃除機は留守中に自動で掃除してくれます。
そのため、家中が綺麗な状態で帰宅できます。
筆者の場合は夜間(2:00 , 3:30 , 5:00)に3回掃除をしてくれるので、朝には部屋が綺麗になっており、気持ちの良い朝の時間を過ごすことが出来ています。
また頻繁にロボット掃除機を使用することで、棚上や隅々のホコリも減り家全体が清潔に保たれます。
このようにロボット掃除機は家全体の清潔さを保ち、生活の質を向上させてくれる重要なものと言えます。
メリット③ 掃除が苦手でも機械におまかせ
ロボット掃除機は掃除が苦手な人にとって頼もしい存在です。
スイッチを押すだけで自動的に掃除をしてくれるため、ロボット掃除機は「掃除=面倒」というネガティブな感覚を軽減してくれます。
さらに掃除予約機能がある機種も多く、一度設定をしておけばスイッチに触れる事すら無く指定の時間に自動で掃除をしてくれます。
また、掃除が苦手な理由として挙げられやすい「汚れる」「時間がかかる」「汚れを直接触る必要がある」といった問題も、ロボット掃除機が変わって掃除をしてくれるので問題ありません。
ロボット掃除機は掃除への苦手意識を抱える人にとって、掃除へのストレスを減らし、日常生活を快適にする強力なツールと言えます。
メリット④ ちょっとした掃除が手軽に出来る
おうちに 子ども や ペット がいると食べこぼしやちょっとした汚れが気になる事がありませんか?
そんなときにはマッピング機能を備えているロボット掃除機が大活躍します。
スマホアプリから”この範囲だけ掃除をして”という指令を出すと、ロボット掃除機が自動で指定した範囲の掃除をしてくれます。
・パッと掃除をしたいけど手が離せない💦
・物が置いてあるから今は部屋全体を掃除出来ない💦
そんな時に役立つ便利機能を搭載している機種もありますよ。
ロボット掃除機を導入するデメリット
ロボット掃除機も万能ではないため、導入に伴って以下のデメリットが発生します。
・整理整頓が必要
・どうしても人の手が必要になる
・綺麗になるまで時間がかかる
・メンテナンスが必要
これら4点について説明していきます。
デメリット① 整理整頓が必要
ロボット掃除機を最大限活用するためには、整理整頓が必要です。
整理整頓をしないままロボット掃除機を動かすと床上に散らばっている物を吸い込んだり、ケーブルを巻き込むなどのトラブルが発生し、効率的な掃除ができなくなる場合があるためです。
しかし、これは整理整頓の習慣を身につける良い機会とも言えます。
ロボット掃除機がちゃんと動作するために、床に物を置かない・コード類をまとめるなどの工夫をするようになり、結果的に常に整理整頓された環境を保つことに繋がります。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、一度ロボット掃除機の便利さに慣れると、自然と整理整頓の習慣が身につくでしょう。
デメリット② どうしても人の手が必要になる
ロボット掃除機を導入しても、狭い隙間や部屋の隅などが入れない場所は人の手で掃除する必要があります。
そのため、隅々まで綺麗にするためには一般的な掃除機など他の掃除道具を併せて使うことが望ましいです。
しかし、これにはポジティブな側面も。
ロボット掃除機は主な掃除エリアをカバーしてくれるので、家全体を綺麗にしようとした際、人の手が必要な部分が少なくすみます。
以上のことから、ロボット掃除機の導入によって掃除の効率が全体的に向上し、清潔な環境が少しの掃除を定期的に行うだけで手に入るようになります。
デメリット③ 綺麗になるまで時間がかかる
ロボット掃除機の使用には、掃除完了までに時間がかかるデメリットがあります。
特に格安なモデルやランダム走行をするモデルでは効率が低いことがあり、20分以上掛かることも。
また充電には3~4時間要する場合があります。
そのため急ぎの掃除には従来の掃除機を併用することが効果的です。
しかしロボット掃除機は一度設定すれば自動で掃除を進めるため、外出中などに活用することで、時産に繋がります。
また掃除する部屋が複数ある場合には、整理整頓した部屋の掃除をロボット掃除機に任せて自分は次の部屋の掃除に取り掛かることもできます。
ロボット掃除機はすぐ掃除をしたい時の使用には不向きですが、日々の生活を楽にしてくれる強い味方であることに変わりはありません。
デメリット④ メンテナンスが必要
いくらロボット掃除機と言っても定期的なメンテナンスは必要です。
・ごみ捨て
・給水
などはもちろん
・センサーの拭き掃除
・モップの掃除
・ブラシの掃除
などです。
しかし毎日自分で掃除する事を考えれば大した手間には感じないと思いますし、何よりいつも床が綺麗な状態になっている事で余計なストレスも溜まりません。
それに上位機種になれば
・ごみ捨ては月に1回
・給水も週に1回
・自動モップ洗浄機能
なども備わっているものが多いので、上記のデメリットも軽減できますよ。
ロボット掃除機は水拭き兼用がおすすめ
ロボット掃除機を導入する場合、ごみを吸引した後に拭き上げも行ってくれる水拭き兼用タイプがおすすめです。
このタイプであれば、食べこぼしや皮脂汚れなども綺麗にしてくれます。
水拭き兼用ロボット掃除機を選ぶポイント
水拭き兼用ロボット掃除機にはモップの種類や形状など様々な種類があるため、以下のポイントをおさえて機種を選ぶことが重要です。
1.水拭き性能 汚れの程度に応じて、モップの種類を選ぶ必要があります。 頑固な汚れには回転式や振動するクロスタイプが適しています。 軽い汚れの場合、通常のクロスタイプでも十分です。 2.ブラシの種類 ブラシはゴムタイプと毛タイプの2種類があります。 長い髪の毛がある環境ではゴムタイプが絡まりにくく便利です。 3.形状 ロボット掃除機の形状はその性能や部屋の構造によって異なるメリットとデメリットがあります。自宅の環境に合った形状を選びましょう。 4.手入れのしやすさ 水拭き兼用モデルでは、タンクやモップのメンテナンスが重要です。 フィルターやダストボックスが水洗いできる機能、溜まったごみを回収するダストステーションやモップの自動洗浄・乾燥機能が付いたモデルなどがあります。 5.価格帯 価格は3万円前後~20万円近くと幅広いです。 予算と求める機能性を考慮して選びましょう。 6.便利な機能の有無 マッピング機能やエリア制限機能、モップを持ち上げて対応できる機能など、必要な機能を確認しましょう。 |
これらのポイントを基に、自分に合った水拭き兼用ロボット掃除機を選ぶことが大切です。
おすすめロボット掃除機メーカーを比較!
ここからはロボット掃除機は高額で導入できないと心配されている人に対して、コストパフォーマンスが高い「エコバックス」と「ロボロック」の2社について比較・説明を行います。
エコバックスとロボロックを比較
エコバックスとロボロックはいずれも中国のメーカーで、ロボット掃除機業界で注目を浴びています。
両者の違いは以下のとおりです。
項目 | エコバックス | ロボロック |
創業年 | 1998年 | 2014年 |
実績 | アイロボット社(ルンバ)に続く世界シェア第2位 | 急速な成長で日本シェア2位を獲得 |
製品範囲 | 床掃除ロボット、窓掃除ロボット、ロボット空気清浄機など多彩 | 掃除機に特化 |
会社の特徴 | 長い歴史と実績を持つ老舗企業 | Xiaomiからの出資を受け、急成長を遂げている新興企業 |
製品特徴 | 単位面積当たり99.77%の清掃範囲を達成するなど高い清掃能力 | レーザーセンサーを使用した高精度なマッピング機能 |
価格帯(※) | 239,800円 | 229,900円 |
エコバックスの特徴
エコバックス製品の中で特に人気の高い2種について、特徴は以下のとおりです。
製品名 | DEEBOT X1 OMNI | DEEBOT N10 |
価格(※) | 198,000円 | 89,800円 |
特徴 | ・自動給水システム・自動洗浄&熱風乾燥・ダストピックアップ率95% | ・コスパの高い水拭き兼用機・汚れに適したダスト回収モード |
ロボロックの特徴
ロボロック製品の中で特に人気の高い2種について、特徴は以下のとおりです。
製品名 | S7 MaxV Ultra | E5 |
価格(※) | 217,800円 | 57,200円 |
特徴 | ・モップ洗浄、給水、ごみ収集を兼ね備えた全自動ドック・2種類のカメラを搭載し、障害物回避性能が高い | ・コスパの高い水拭き兼用機・スマホだけでなく、専用リモコンでシンプル操作が可能 |
筆者の体験談
うちの場合は”ロボロック S5 Max”という機種を使用しています。
この機種は安価でありながら、筆者が欲しかった最低限の機能(吸引掃除&水拭き&マッピング)を備えています。
ダストステーションが付属していないモデルになりますので、
デメリットは1~3日毎に
・ごみ捨て
・給水
・モップ洗浄
をしなければならない事です。
しかし筆者宅では上記作業がそこまで苦になっておらず、コスパも考慮した時に十分な機能を備えた”ロボロック S5 Max”を購入するに至りました。
拭き掃除に関してもモップが回転や振動するタイプにも心惹かれましたが、通常モップでも十分な仕事はしてくれます。
ダストステーション付きの機種は高性能ですが、必然的に価格も高価なものになりますので、ご予算と求める性能を考慮してご検討されてはいかがでしょうか。
まとめ
ここまで水拭き兼用ロボット掃除機導入のメリット・デメリット、おすすめのメーカーについて紹介してきました。
自分の手で行ってきた掃除を、全自動の機械に任せることは不安に感じるかもしれません。
また低価格の製品といっても一台数万円はかかるので、購入にためらう人もいるでしょう。
しかし一度導入してしまえば、生み出された時間などから充実した日々を手に入れることができるため、水拭き兼用ロボット掃除機はコスパの高い商品と言えます。